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2-1.8  最近、住宅メーカーが独自に開発したと思われる「○○工法住宅」といったものを見かけますが、木造軸組 工法住宅やツーバイフォー工法住宅とどのように違うのですか。

2-1.8  最近、住宅メーカーが独自に開発したと思われる「○○工法住宅」といったものを見かけますが、木造軸組 工法住宅やツーバイフォー工法住宅とどのように違うのですか。

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  木造住宅の工法は一般的に木造軸組工法(在来工法→QⅡ-2)、枠組壁工法(
 ツーバイフォー工法→QⅡ-3)、丸太組工法(ログハウス)、プレハブ工法(Q
 Ⅱ-4)、ユニット工法などがあります。これらの分類方法は、住宅がどのような
 構造で建てられるのかといった面に着目して分類されています。

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  木造軸組工法住宅では、柱、梁、桁、土台などの骨組みを組み立て、この骨組み
 が家全体を支える「駆体」となります。枠組壁工法住宅では、断面が38㎜×89㎜の
 部材で作った枠に構造用合板と呼ばれる丈夫な合板を釘で打ち付けて作成したパネ
 ルを組み合わせて建てます。丸太組工法では、丸太又は角材を積み上げて家を建て
 ます。

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  また、プレハブ工法は、住宅を構成する部材をあらかじめ工場で作成し、建築現
 場ではそれらの部材を組み立てます。ユニット工法では、プレハブ部工法よりもさ
 らに工場における完成度が高く、部屋単位や階段など部位単位に工場で作成し、建
 築現場ではそれらをクレーン等を用いて組み合わせます。

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  このような大きな分類での住宅建築工法以外にも、近年では、住宅メーカーなど
 が独自に開発したと思われる○○工法住宅といったものが多くみられるようになっ
 てきました。これらの住宅は、それぞれに特徴があり、床下換気をよくするために
 基礎と土台の間に特殊なプレートを入れるものや、接合部に新たに開発された金物
 を用いることによって施工性を高めると同時に接合部の強度を高めるもの、さら
 に、床や壁に断熱材を組み込んだ合板を用いることによって、施工性を高め、壁や
 床の強度を確保しつつ、高気密、高断熱への対応しているものもあります。

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  これらの○○工法住宅の中には、(財)日本住宅・木材技術センターの木造住宅合
 理化システムに認定されているものもあります。木造軸組住宅合理化システムは、
 木造軸組工法住宅の生産・建設工程や、住宅資材等の供給体制を新しい技術により
 合理化した工法について認定するものです。

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  この認定を受けるメリットは、新たな工法や技術を盛り込んだ住宅はややもする
 と、この工法や技術について関係機関(建築関係行政機関、住宅金融公庫等)に周
 知がされておらず、その周知が煩わしくなる場合がありますが、当該システムに認
 定されることによって、関係機関に周知されることから、円滑な住宅供給が可能に
 なります。

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  なお、当該システムのうち高耐久性能タイプにあっては、住宅金融公庫の高耐久
 性割増融資を受けることができます。
  木造住宅合理化システムの詳細については、(財)日本住宅・木材技術センターへ
 お問い合わせください。
 (財)日本住宅・木材技術センター
  〒107 東京都港区赤坂2-2-19  アドレスビル4階 
  TEL 03-3589-1788(代) FAX 03-3589-1766

   
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