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新年おめでとうございます。
2015.01.05

新年おめでとうございます。

一般社団法人全国木材組合連合会
会長 吉条良明
   
年 頭 の ご 挨 拶
  
 新年おめでとうございます。皆様方には日頃から本会の運営に格別のご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、昨年は消費税引き上げ後の景気の停滞など厳しい状況はあったものの、木材利用に関しては、公共建築物への木材利用の推進や木材利用ポイント事業など国の積極的な政策を受け、木造の大型商業施設や公共施設が各地で次々と建築されるなど追い風が確実に強まってきたと感じています。こうした木材利用への追い風は、今後さらに強まってくることが期待されています。
 昨年11月に公表されたIPCCの第5次統合報告書では、深刻さを増す地球温暖化の状況が報告されたところですし、地方創生についても昨年末の選挙において重要な政策課題の一つとして取り上げられています。二酸化炭素の固定や地域経済の活性化に大きな役割を果たす森林資源の活用は、地球温暖化防止・地方創生という我が国の大きな政策課題に関連して、今まで以上に重要な課題となってくると考えています。
 こうした中、全木連では、災害に強い街づくりのため長く続いてきた木材から非木材への流れを変え、木材を優先して活用する「ウッドファースト社会」の実現を目指した運動の展開を行うこととしたところであり、その一環として、全森連との共同宣言の採択や都道府県による木材利用促進条例の策定に向けた働きかけを進めてきたところであります。
 戦後造成してきた森林資源が充実し利用期を迎える中で、「木材利用の拡大なくして、日本の森林・林業の活性化は成しえない」という認識も森林・林業・木材産業関係者の共通認識となり始めています。今後、森林・林業・木材産業関係者がさらに力を合わせ、木材利用に対する国民皆様からの支援が得られるよう、取り組んでいく考えであります。
 最後になりますが、本年が皆様方にとって、素晴らしい一年となりますことをご祈念申し上げるとともに、引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げ、新年の御挨拶といたします。
 

平成27年1月
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