木の建築フォラム提供情報
第1回 木の建築フォラム研究集会/秩父三峯
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■テーマ
「古建築・森林・技術」〜秩父三峯神社の100年先を考える〜
■主旨
文化遺産として私たちが引き継いできた古建築は、伝統的建築技術の粋を集めて建てられています。技術の継承を含めてそれらの文化遺産を未来に残していくことは私たちの義務とも言えますが、昨今の諸事情は経済的にも技術的にも法制上においてもそれを難しくしています。
他方、森林の状況も、山村の過疎化・高齢化、林業の採算性の悪化・後継者の不足などによる手入れ不足等、山の荒廃が目立ち、国土保全にも悪影響を及ぼす様になってきています。それぞれの立場で解決策を探すべく日々努力しているのでしょうが、なかなか世の中は好転せず憂いの色を濃くするばかりです。
しかし、文化遺産を守リ続ける側には、これからも絶対に守っていくのだという強烈な意志があります。100年先、200年先を見据えたその意志は、先の見えない今の世の中で一つの光明にも値するものです。文化遺産を守るためには、伝統技術を維持継承し、原材料を提供する森や自然を守り育てていかなければなりません。特に木造建築物にとっては大径材を育てることは、不可欠なことです。「文化遺産を未来につなぐためには、森と技術を守らなければならない」という当たり前のことが、今の社会においての一つの目標として果たす役割には、計り知れない意義があります。
今回の「秩父三峯神社の100年先を考える」は、三峯神社の霊域のなか、華麗な社殿や素晴らしい神域林に囲まれた地に集い、この文化遺産を未来に残していくために様々な立場の人々が、一緒に考えてみようという企画です。
<主催>木の建築フォラム、文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議
<共催>三峯神社
<後援>大滝村
<協力>木の建築塾
<運営>秩父三峯研究集会実行委員会
<会期>平成15年3月8日(土)〜9日(日)
<場所>会場:三峯神社報徳殿、宿泊:三峯神社興雲閣
<参加費>15,000円(含む資料代・宿泊費(1泊2食付き)・懇親会費)
■プログラム
3月8日(土)〜3月9日(日)
<3月8日(土)>
13:00 受付開始
一部
総合司会 松留愼一郎(木の建築フォラム理事)
14:00〜14:20 挨拶(予定)
坂本功(NPO木の建築フォラム理事長)
伊藤延男(文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議代表)
中山高嶺(三峯神社宮司)
山口民弥(大滝村長)
14:20〜17:30 パネルディスカッション【秩父三峯神社の100年先を考える】
進行 植久哲男( 住宅建築編集長)
足本裕子(文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議事務局長)
内山節(哲学者)
近藤光雄((財)文化財建造物保存技術協会企画室長)
中山高嶺(三峯神社宮司)
野上修(三峯神社禰宜)
平野秀樹(林野庁監査室長)
渡辺隆(風基建設代表取締役) 五十音順
二部
18:30〜20:00 夕食(於 興雲閣6階)
三部
20:00〜21:30 分科会(於 報徳殿1,2階)
...パネラーを囲んで...(懇親会も兼ねて)
<3月9日(日)>
6:30〜7:30 モーニングコーヒー(於 小教院)希望者のみ
「小教院」にてコーヒーサービス(通常500円のところ400円)
寺院を移築したアンティークな喫茶室での朝のコーヒータイムは心奪われるひととき。
7:30〜8:30 朝のお勤め&御講話(於 拝殿)希望者のみ、お玉串料500円をお納め下さい。
凍てつく拝殿にての正式参拝、清々しい空気の中でお祓いを受けられます。
朝のお勤めに参加なされば、三峯神社の拝殿内部に入ることができます。
彩色豊かな花鳥が描かれた格天井、華麗な意匠に目を奪われることでしょう。
正面奥には、三峯神社の眷族、白いオオカミが両脇を守っています。
そんな中での厳粛な神事、めったにできない体験です。
8:30〜9:30 朝食(於 興雲閣6階)
10:00〜11:30 見学会(三峯神社の境内と山の見学会)
神職の方の御案内により、華麗な社殿や、神域林等の見学会を行います。
12:30〜16:30 東大演習林見学会
■申し込み
秩父三峯研究集会実行委員会(岡部 FAX:0429-77-2491)へ同封の申込書をお送りください。
または、E-mail( tankoro@japan.email.ne.jp
)へ、必要事項を記入のうえ申し込み下さい。
振込確認後、参加証をお送りします。
2月15日締め切りです。
申込書はこちら(PDF文書)
参考
※参加費用15,000円には、資料代、宿泊費(1泊2食付)、懇親会費が含まれています。
また、オプションについては、別途費用がかかります。
※3月8日、(1)池袋発8:30 特急おくちちぶ9号にて西武秩父に9:59着(1370円)
西武秩父発10:10 西武バス(900円)にて三峯神社下のバス停に11:25到着
(2)池袋発10:30 特急にて西武秩父11:48着、12:15発のバスにて三峯神社に13:30着
なるべく、(1)の交通機関をご利用下さい。三峯神社にて昼食や散策の時間を楽しめます。
(2)の交通機関では、バス停から会場まで境内を20分程歩きますので、開始時間に遅れる
可能性があります。
※車でお出でになる宿泊者には無料駐車券がありますので、事前に御連絡下さい。
なお、降雪や凍結の可能性がありますので、ご留意下さい。
※3月9日、西部秩父行きの西武バスは、三峯神社発10:30,12:45,13:45です。
お帰りの時間は、御都合に合わせて、各自御計画下さい。
※東大演習林見学は送迎バスの都合で20名のみ先着順です。希望者は早めにお申し込み下さい。
但し、車のある方は参加できます。
※昼食を三峯神社でなさる方は、1階食堂レストランを御利用になれます。
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