第40回全国木材産業振興大会
特別決議
地球温暖化防止に向けた国際的な共同の取り組みの第一歩として、本年2月16日京都議定書が発効した。我が国の「温室効果ガスの6%削減」は、法的拘束力のある対外約束となった。
しかしながら、我が国の温室効果ガスの排出量は年々増加傾向にある。
温暖化対策を進めるため、化石資源に課税し、循環型社会へ誘導するとともに、森林吸収源対策を強力に進めることは不可欠の課題である。
このため、林野庁は18年度に向けて、地球温暖化対策を推進するため、環境税を創設し、税収の使途に森林吸収源対策を明確に位置付けることを、税制改正の目玉として要望し、運動してゆくこととしている。
木材は製造過程のエネルギー効率が極めて高く循環型社会のカギを握っている。その供給者である木材業界は、このような社会の実現に向けて以下を決議し、ねばり強い運動を展開する。
記
1. 地球温暖化防止を図るため、環境税の創設を実現しよう
1. 環境税の税収の使途に、森林吸収源対策、木材利用の推進を位置づけよう
以上、特別決議する。
平成17年10月19日
第40回全国木材産業振興大会