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第37回全国木材産業振興大会宣言決議
〜築け木材新時代、改革・創造・挑戦〜

   
 わが国経済をめぐる環境は、産業のグローバル化、産業構造の変化等により、大きく変貌しつつある。

 こうした中、木材産業は長引く不況により、住宅着工の落ち込み、材価の低迷、外材製品の輸入増、IT進展への対応の遅れ等により、依然として厳しい状況下にあり、一向に出口が見えない。

 我々木材産業は、21世紀にふさわしい新しい発想をもって木材産業構造改革プログラムに取り組んでいくとともに、木材需要を喚起し、消費者目線の新しい市場を創造する戦略が必要である。

 同時に、生産・加工・流通・住宅産業が一体となり、地域行政との密接な連携のもと、地域住民を巻き込んで、美しい元気な森づくり、健康な家づくり、爽やかな環境づくりの運動を展開していくことも期待される。

 このため、業界自身の自助努力はむろんのこと、政・官による木材産業政策への支援を得ながら、次の事項の実現を目指し、木材新時代にふさわしい活力ある木材産業を構築していくこととする。

  1. 木材産業構造改革プログラムを積極的に推進しよう
  2. 木材利用を推進し、地球温暖化防止に貢献しよう
  3. 消費者の信頼を高める乾燥材、新JAS製材品の安定供給に努めよう
  4. 木材利用の拡大を通じ健康・環境に貢献しよう
  5. 真の環境配慮型産業への再生を目指そう
  6. 違法伐採材の輸入を拒否し、WTO林産物関税を堅持しよう

以上、宣言決議する。

平成14年10月17日

第37回全国木材産業振興大会

 

 

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