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環境省では、揮発性有機化合物(VOC)排出抑制検討会(環境管理局大気環境課)設置し、平成15年9月29日以降、検討を進め、去る平成15年12月9日、第5回検討会において検討結果の取りまとめを行い、環境省のホームページにおいて公表されました。
この検討結果は、
- 光化学オキシダントや浮遊粒子状物質の原因物質の一つとして知られる揮発性有機化合物(VOC)は、我が国において年間約185万t(平成12年度)排出される代表的な大気汚染物質であり、その排出量は近年ほぼ横ばいとなっていること、
- VOCの排出抑制については、平成15年7月の中央環境審議会「今後の自動車排出ガス総合対策のあり方について(第7次答申)などにおいて、自動車を含めた」全ての移動発生源、工場・事業場等の固定発生源、各種自然発生源等から排出される浮遊粒子状物質、光化学オキシダント等の二次生成に及ぼす寄与の把握の必要性等が指摘されたこと、
- 平成15年9月17日に開催された中央環境審議会大気環境部会において、同部会から、事務局を務める環境省に対し、固定発生源からのVOCの排出削減について、早急に検討を深めるよう指示がなされたこと、
から、環境省環境管理局長の私的諮問機関として、大気汚染防止行政に残された大きな課題であるVOCの排出抑制に係る検討を鋭意進め、その検討結果を取りまとめたものであります。
この検討結果によると、「我が国においても、法律に基づき固定発生源からのVOCの排出を規制することが必要である。」旨を掲げており、今後、関係法令の改正につながる可能性もあります。
情報が掲載された環境省のホームページアドレスは次のとおりですのでお知らせいたします。
揮発性有機化合物(VOC)排出抑制検討会 第5回委員会 議事要旨
http://www.env.go.jp/air/osen/voc/voc_05.html
揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制について−検討結果−
http://www.env.go.jp/air/osen/voc/kekka.pdf
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