学芸出版社では、先般、「プロでも意外に知らない〈木の知識〉」を発刊されましたのでご案内申し上げます。
図書情報
プロでも意外に知らない〈木の知識〉
林 知行 著 (森林総合研究所研究コーディネータ)
A5判・248頁・定価2625円(本体2500円)
ISBN978-4-7615-2535-4 2012-09-15
■■内容紹介■■
木への関心は高い。しかし、教科書や啓蒙書には誤解や勘違い、情緒的表現が幾つも残り、ネットでは間違い知識が氾濫している。
本書は「木の強さを活かす」ことにこだわる設計士や工務店、大工といったプロに向けて、木の機能や成長に関する正確な知識、
実際の商品や間違った使用実例などを、徹底的にわかりやすく解説。
本書のオリジナルは、2003年に発刊された「木の強さを活かす −ウッドエンジニアリング入門」であるが、10年近くを経過し、
〔1〕
環境負荷が小さい建築材料として木材の重要性がますます高まっている。
日本建築学会の「地球温暖化対策ビジョン2050」の中で「二酸化炭素削減のために木材を使いましょう」と宣言
〔2〕
行政施策に木材利用促進の具体策が大々的に盛り込まれるようになったこと
本書の記述についても
〔1〕 表現をやさしく
〔2〕 樹木に関する記述を多くしたこと
〔3〕 新製品や新技術についても多く記述
〔4〕 「木の強さを活かす」ことに焦点しぼって記述
等
〔目次〕
序章 ちょっとした勘違い
■1章 木材利用の常識・非常識
1 木材利用の意義/2 樹木の成長/3 木材の強度発現メカニズム/4 木材の物性と水分/
5 木質建材の種類/6 構造用建築材料として木材の長所と短所/7 木材と木質材料の耐久性
■2章 木材の強度的性質
8 木材の変形と外力/9 いろいろな強度/10 強度の異方性/11 強度特性に影響を及ぼす因子とそのバラツキ/
12 実大材の強度特性/13 実大材の強度試験/14 実大材の許容応力度と下限値/15 構造信頼性/ 16 強度等級区分/17 E-F表示
■3章 木材の加工
18 製材(ひき材)/19 機械加工/20 乾燥/21 接着/22 接着の技術/23たて継ぎ/24 配向/25 積層接着の力学的意味
■4章 木質建材の強度特性
26 丸太/27 製材/28 たて継ぎ材/29 集成材/30 LVL/31 PSLとOSL/32 Iビーム/33 合板/34 OSB/
35 クロス・ラミネイテッド・ティンバー(CLT)
■5章 材料からみた木造建築
36 伝統構法/37 在来軸組構法/38 金物構法/39 大断面木造/40プレハブパネル構法/41 枠組壁工法/42 丸太組構法
■6章 ちょっと悲しい実例集
学芸出版の本書のサイト
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2535-4.htm
アマソンの本書の情報サイト
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%A7%E3%82%82%E6%84%8F%E5%A4%96%E3%81%AB%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%88%E6%9C%A8%E3%81%AE%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%80%89-%E6%9E%97-%E7%9F%A5%E8%A1%8C/dp/4761525355
|