木材は、生産、利用にあたって、環境にやさしい材料であり、再生産可能な循環型資材として、その重要性が一層高まってきている。
一方、政府では、健康で安全な社会の形成という立場から、環境・安全については、規制を強化しており、木屑等の木材の焼却についても例外ではない。
こうした規制強化に対応し、ダイオキシン類の測定、焼却炉の改造、再資源化技術の開発等の経費負担は、厳しい経営状況にある木材産業にとって、極めて大きな問題となってきている。
そこで、木材産業が循環型社会に対応した真の環境適応型産業として展開していくために、自らもこの問題への対処の方向を検討することを目的として、木屑の適正処理・木質バイオマス検討委員会(仮称)を設置する。 |