平成23年7月26日

(社)全国木材組合連合会

会 長 並木 瑛夫


原子力発電所事故を踏まえた牛の敷料・堆肥の取扱について

放射性セシウムを含む稲わらの肉用牛に対する給餌問題等に関連して、農林水産省生産局から、「汚染されたおそれのあるバーク等の資材は、牛が摂取するおそれがあるので敷料に使用しない」と指導されています(平成23年7月15日付け)。これを受け林野庁木材産業課から、青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島、茨城、群馬、栃木、千葉、埼玉、東京、神奈川、静岡、山梨、長野の16都県の木材産業担当課長あてに適切な対応の要請とバークの供給等に関する緊急調査が通知され、当会としても当該都県木(協)連に対しその適切な対応につき通知いたしたところであります(7月22日)。

さらに、農林水産省消費・安全局、生産局から7月25日に、17都府県(青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島、茨城、群馬、栃木、千葉、埼玉、東京、神奈川、静岡、山梨、長野、新潟)で発生した堆肥原料及びこれらを原料とする堆肥については、作成を急いでいる「堆肥中の放射性セシウムの基準」設定までの間、当面農地土壌への自粛、こうした堆肥原料及び堆肥の生産・流通の自粛の要請が行われました(別添1,2参照)。このことを受けて7月26日に林野庁木材産業課長から、別添のとおりこれに関する取扱いが通知されたところであります。

これらに関して、別途、貴都県木材産業担当部局から指導・要請等が行われると思いますが、貴会会員への周知徹底につきよろしくお願いします。

なお、今回の措置により木材関連事業者の影響は極めて大なるものがあり、当会として、バーク等の適切な処理のための支援対策(処理体制、施設整備、運転資金等)の措置要請を実施することにしていますので申し添えます。


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