|
|
- 要求理由
木材産業は、長引く業況不振の下に置かれているが、住宅の需要は低迷しつつも一定程度の木材需要が引き続き想定できる中にあって、革新的な事業への取組等を通じて堅調な受注を獲得している事業者も徐々に現れてきており、新進の気鋭に富む事業者については、コスト削減や新製品の供給など需要者ニーズへの対応といった点での輸入材に対抗できる供給体制の構築がビジネスチャンスにつながると認識されるようになり、構造改革の加速化への転機ともいうべき状況もみられてきている。
このような状況の下、創業・新規開業など革新的な事業への取組により木材産業の構造改革を加速するため、機械施設を新しく導入するに際して、(1)金融機関からの借入を回避でき資金繰りが円滑にできる、(2)担保を要しない、(3)迅速な導入が可能となる、(4)更なる経営革新のための機械施設の更新が円滑にできるなどの長所をもつリース制度を活用して、新進の気鋭に富む事業者の革新的な事業に要する最新鋭の機械施設の導入を緊急的に促進することとする。
- 事業内容
創業・新規開業等により木材産業の構造改革を加速するため、
- EDI(電子データ交換)等を活用した効率的で革新的な木材流通業の開業に必要なCAD・CAM(プレカット加工施設)
- 地域材の新たな需要を開拓する新製品の事業化等に必要な大型木材乾燥設備、グレーディングマシン、モルダ、集成材製造施設
- 新規事業開始に際し加工廃材などの廃棄物処理コストの抑制に必要な焼却炉を革新事業者がリースで導入する場合、リース料の一部を助成する。
- 交付先 全国木材協同組合連合会
- 補助率 定額
- 平成14年度補正要望額 143,085千円
(担当:林野庁木材課)
|
|