住宅における地域材新規需要開拓促進事業(新規)
1 趣 旨
林業・木材産業における構造改革を推進していくためには、地域材需要の大宗を占める住宅分野における利用をこれまで以上に促進していくことが必要である。
しかしながら、少子高齢化や住宅ストックの状況などから、今後の新設住宅着工はこれまでのような規模は期待できないものと見通されている。
このような中で、住宅分野における地域材利用を維持・拡大していくためには、地域材の利用量が最も多い木造軸組住宅の柱材等構造材への利用のみならず、新設住宅着工戸数では半分以上を占めている非木造住宅の内装材等新たな分野における需要を喚起していくことが必要である。
このため、住宅分野における新たな需要の喚起に資する資材の開発、大消費地における需要開拓のための調査等地域の取組を支援する事業を実施する。
2 事業内容
新たな地域材需要を喚起するための資材の開発・供給体制の整備、大消費地における需要開拓のための市場調査、住宅の設計等に関する提案、地域における展示普及等の実施により、木造軸組住宅のみに限定されがちな既往の地域材の加工・流通構造の改革を促進
・非木造住宅用内装材
(誰にでも簡単な施工性、使用後の再利用又は廃棄の容易性を確保)
・スギ等地域材を利用したツーバイフォー資材の供給システム
・施工の合理化に資する壁パネルや厚板床材
・居住用のログハウスプランの提案とそれに必要な技術 等
3 事業実施主体
都道府県、市町村、木材関連業者等の組織する団体(NPOを含む。)
4 補助率 1/2
5 事業実施期間 平成14年度〜18年度(5年間)
(担当:林野庁木材課)