木質バイオマスエネルギー利用促進事業(新規)
1 趣旨
地球温暖化の防止、廃棄物等の抑制、資源の循環利用に対する声が高まっている中、エネルギー利用に対しても、化石燃料に代わる環境に与える負荷が少ない木材等のバイオマスを有効に利用していくことが求められている。
しかし、現在は化石燃料から得られるエネルギーが需要の大部分を占め、製材工場等から発生する端材約100万m3、建設発生木材約900万m3が利用されておらず、これらの未利用資源を積極的にエネルギーとして利用することが重要である。
一方、これらの未利用木質資源のエネルギー利用については、発電施設や熱供給施設の整備が遅れていること、原料調達面においては石油等に比べ収集・運搬コストが高いこと等により利用が進まず、放置または廃棄されている実態にある。
このため、バイオマス発電施設、熱供給施設、ペレット製造施設等の整備等により、製材工場から発生する端材や建設発生木材等の未利用木質資源のエネルギー利用を促進する。
2 事業内容
(1)木質バイオマスによるエネルギー供給施設(バイオマス発電施設、熱供給施設、
ペレット製造施設等)整備に対する助成。
(2)上記施設に隣接・付随する木材工業団地、又は公共施設等におけるエネルギー
利用施設等の整備や貸付用ペレットストーブに対する助成。
3 事業実施主体 都道府県、市町村、木材関連業者等の組織する団体等
4 補助率 1/2
5 事業実施期間 平成14年度〜平成16年度(3年間)
(林野庁 木材課)