木材循環利用普及啓発強化地方推進事業(拡充)

 

 

1 趣旨

 昨年7月のG8九州沖縄サミットにおいて、持続可能な森林経営を大きく阻害する「違法伐採問題」にG8各国が取り組んでいくことが確認されたほか、本年4月から「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)が全面施行されたことに伴い一般消費者の間でも「環境負荷の少ない製品の購入」に対する関心が高まっている。

 このため、木材産業における環境負荷低減への取組について、地域における消費者ニーズの把握や情報提供を行い、不適切な森林伐採によって生産された木材の使用排除、一般消費者が安心して木材を使用するための条件整備、環境への関心の高い消費者の木材利用に対する理解の深化に努めることにより、そもそも環境負荷が少ない木材・木製品の需要拡大を図る。

 

2 事業内容

 事業は以下のうちからメニュー方式で実施。

 (1)グッドウッド普及啓発事業(拡充)

 持続可能な森林経営から生産された木材の利用などに対する地域の消費者の要望等についての情報の収集・分析、既存の事業実施主体とNPOが連携して実施する場合も含めた、セミナー・シンポジウム・展示会の開催等の普及啓発活動を実施。

 (2)木とのふれあい普及支援事業(継続)

 シックハウス、環境ホルモンや廃棄時の環境への負荷の低減等新たな課題に対応した木質材料を活用した内・外装、外構部材の設置。

 (3)木材利用相談活動等促進事業(継続)

 インターネットへの接続等による木材利用相談センター等の活動の充実。

 

3 事業実施主体   都道府県、市町村、木材関係業者等の組織する団体

 

4 補助率      1/2

 

5 事業実施期間

 (1)            平成12年度〜平成18年度

 (2)、(3)    平成12年度〜平成16年度

 

(担当:林野庁木材課)