発行:全国木材協同組合連合会
A4版 2色 60頁
販売価格:1,600円(税込、送料別)
最近の住宅建設の動向を見ますと、住宅の耐久耐震性の向上に向けた改正建築基準法はじめ品確法の制定、施行等を背景に、住宅建設を取り巻く環境は大きく変化してきています。
さらには、規制緩和による外国からの規格木材の輸入増等により、国産材と輸入材や非木質系木材との競合が一段と激化してきています。
こうした中、平成13年10月の全国木材産業振興大会において、「21世紀は木材新時代〜顧客視点に立った発想の転換〜」と位置付け、今後、木材利用の推進、なかんずく地域材を利用して長く安心して住める木造住宅の供給にあたっては、品確法、JAS法等に基づく構造安全性、暇疵保証担保責任等に応え得る乾燥、強度、寸法精度等が明確に表示されたJAS製材品の安定供給に向けて取り組んでいくことを確認したところであります。
このマニュアルを通じて、すべての木材業界関係者は品質性能表示時代がいよいよ本格化してくることを認識され、今後、JAS製材品の生産供給に遭進されますよう期待します。
顧客視点に立った取り組みにより、木材産業に対する社会的信用が一段と高まり、21世紀初頭において真に木材新時代が構築されることを確信します。
【 目次 】 はじめに
〔参考資料〕
北海道のJAS認定工場数及び製材品の状況