このページを  >保存  お気に入りへ  印刷

「平成17年度年末年始無災害運動の実施」について

 

 

 

本運動は、年末年始という特別な時期に多発する労働災害、交通事故、火災などに対処するため、労働省の後援のもとに中央労働災害防止協会が主唱する全国的運動であり、昭和46年に始まって、35回を迎える今年は、『あわてず ゆるめず 年末年始の安全意識 』をスローガンに展開されます。

年末年始を迎えるこの時期は、働く方にとって通常の作業・生活リズムがとかく乱れがちであり、各事業所・職場では災害防止のための特段の配慮が必要になります。

したがって、労働災害は絶対に起こしてはならないという強い決意のもとに、整理整頓、機械設備の点検整備、作業標準の順守、安全パトロール、KY(危険予知)活動など、安全衛生管理面の充実と自主活動の活発化を図り、安全の確保、心身両面にわたる健康作りを推進し、快適な職場の確立と健康な生活リズムの確立に努める必要があります。

また、林材業労働災害防止協会は、「林材業ゼロ災運動」、「林業等における作業変化に対応した安全対策推進事業」等の労働災害防止活動に加え、年末年始の期間は、上記のスローガンを標語に、特に、

(1)    経営トップによる年頭の安全意識の決意表明

(2)    林材業におけるリスクアセスメントの普及

(3)    緑の研修生の受入れ事業体における作業者全員を対象とした基本動作の再確認

(4)    作業単位ごとの始業時ミーティングの実施(危険予知訓練等による当日の作業の安全留意事項の決定と指差し呼称等による全員での確認、安全衛生パトロールの実施

(5)    台風被害木(特に風倒木)処理に当たっての安全教育の実施

を重点として、展開されることとしております。

木材・木製品製造業の死亡災害については、本年の117日付けの速報値で、11件と前年同期の8件を上回っています。

また、木材・木製品製造業の平成15年度の労災保険収支率は、166.4%と前年より22.4イントもの大幅な悪化となっており、このままでは、来年4月の料率改定の際、極めて厳しい査定がなされることも示唆され、危機的な状況となっております。

ので、本件につき、貴会傘下の組合員に対し、周知徹底方お願い申し上げます。

なお、木材・木製品部会において、事業場で活用できるよう年末年始無災害運動実施要領を別紙の通りアレンジしましたのでご活用願います。

 

サイト内文書リンク別添 平成17年度年末年始無災害運動実施要綱

 

全木連webトップへ