31全木連発第15号
平成31年 4月17日
一般社団法人 全国木材組合連合会
会 長 鈴 木 和 雄
「平成31年度全国安全週間」及び「林材業労働災害防止強化月間」の実施について
本会の業務運営につきましては、日頃から格別のご協力を賜りお礼申し上げます。
さて、厚生労働事務次官から、去る平成31年3月26日付け文書(厚生労働省発基案0326第1号)をもって、本会に対し、
別紙のとおり、平成31年度全国安全週間(7月1日〜7日)の実施に伴う協力依頼がありました。
全国安全週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という崇高な基本理念の下、「産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的に、一度も中断することなく続けられ、本年で92回を迎えることとなり、本年度の安全週間は、
『新たな時代に PDCA みんなで築こう ゼロ災職場』
をスローガンに、6月1日〜30日までを準備期間、7月1日〜7日までを安全週間として実施されます。
つきましては、全国安全週間を契機に、それぞれの職場において、労働災害防止の重要性について認識を更に深め、安全活動の着実な実施を図り、労働災害の飛躍的な減少に向けて、貴会傘下の組合員に対し、適切な連絡・ご指導方をよろしくお願い申し上げます。
また、労働災害の防止のために、国、事業者、労働者などの関係者が 重点的に取り組む事項を定めた「第13次労働災害防止計画」が、平成30年度を初年度として新たに展開されます。働く方一人一人がかけがえのない存在であり、それぞれの事業場で一人の被災者も出さないという理念の下、日々の仕事が安全で健康的なものとなるよう、不断の努力が必要です。
木材・木製品製造業の平成30年の死亡災害の発生状況は、11名と前年の6名から大幅に増加し、労災保険収支に大きな影響を与えることが懸念されます。
林災防では、全国安全週間(7月1日〜7日)が実施される
7月の1か月間を「林材業労働災害防止強化月間」として定めております。
したがいまして、この全国安全週間を周知徹底するとともに、安全週間終了後も引き続き7月31日まで、さらに充実、発展させた災防活動を展開し、業界が一丸となって労働災害の絶滅と労災保険収支率の改善に向けた取組みを精力的に展開していただくように、貴会傘下の組合員はもとより、関係団体とも連携をとって、周知徹底されますようお願い申し上げます。
別 紙
〔
参考:木材・木製品製造業の災害発生状況〕