平成13年度 年末年始無災害運動
一年間 皆さんの職場は安全でしたか?この運動を機会に、安全衛生管理の基本に立ち返り、4S、年末パトロール、年始点検を実施して、 年末年始を無災害でいきましょう! 4S 4S(整理・整頓・清掃・清潔)は安全な作業の基本であり、4Sの行き届いた職場では、 作業者もゆとりを持って効率よく仕事をすることができます。 年末パトロール ラインの管理・監督者が職場パトロール(職場巡視)を行うことによって、作業者が気付かない 危険の存在をいち早く発見し、災害を防ぐことができます。 年始点検 年末年始の休暇が明けて、作業を立ち上げる時は、機械設備に何らかの変化があるかもしれません。 低気温による影響を考え、機械類の油圧を重点的にチェックするなど、重点項目を定めて作業点検をすると よいでしょう。 年末年始の労働災害 職場では、年末の点検整備や、年始の立上げ作業など、非定常作業が多くなる時期です。 さらに、この時期は、「納期に間に合わせる」という急ぎの心理や、「休暇中の予定に思いをはせている」という 「ぼんやり」の心理に陥り、ヒューマンエラーを起しやすい状態になります。 交通事故と災害 交通事故でこの時期に多いのは、飲酒運転による事故や、雪道・凍結時におけるスリップ事故です。 また、冬は空気が乾燥し、火災が発生しやすい環境になっています。 林材業ゼロ災運の推進! ゼロ災でいこう よし! 2001年は21世紀の第一歩の年です。年末年始点検は特に入念に行いましょう。 平成13年度 年末年始無災害運動実施要領 (2001.12.15〜2002.1.15) |
スローガン 『 さわぐ心にブレーキかけて 年末年始もゼロ災害 』 |
〔趣 旨〕 |
年末年始無災害運動は、年末年始に多発する傾向にある労働災害、交通労働災害、
火災などの災害を防止することを目的に、厚生労働省の後援のもと中央労働災害防止協会が主唱する運動で、
本年で31回目を迎える。 年末年始は、あわただしい時期であり、普段の作業や生活のリズムが変わりやすく、また、年末の シャットダウンや大掃除、年始の立上げ作業など、非定常作業が多くなる時期でもある。このため各事業場、 職場では災害防止のための特別な配慮が必要となる。 また、この時期は、新しい一年のスタートに向け、 日常の安全衛生活動を総点検する絶好の機会でもある。 ところで、わが国における労働災害の被災者数は、長期的には減少傾向を示しているものの、今なお、 年間約56万人の労働者が被災し、2,000人近い尊い命が失われている状況にあり、また、一度に多数の労働者が 被災する災害など、社会的に大きな関心を集める災害も後を絶っていない。 一方、今年の労働災害の発生状況をみると、昨年の同時期に比べ2%を越える増加傾向となっており、 この傾向を改善するためにも、一年の締めくくりを笑顔で送り、災害のない明るい新年を迎えるため、 「安全最優先」の考え方を基本に、トップが安全に対する決意を新たにし、作業前点検の実施、作業手順の遵守、 非定常作業における安全確認、交通ルールの徹底など、労働災害防止活動の原点に立ち返ってこれを実施 することが重要となっている。 このような趣旨を踏まえつつ、本年度の年末年始無災害運動は、 「さわぐ心にブレーキかけて 年末年始もゼロ災害」を標語として展開することとする。 |
〔事業場の実施事項〕 |
(1) 経営トップによる年頭の安全最優先の決意表明 (2) 安全衛生管理の仕組みの見直し・改善 (3) 就業制限業務、作業主任者を選任すべき業務における有資格者の充足 (4) KY(危険予知)活動の実施 (5) 機械設備に係る定期自主検査、作業前点検の実施 (6) 作業開始前ミーティング、安全衛生パトロールの実施 (7) 非定常作業における災害防止対策の見直し (8) はさまれ・巻き込まれ災害の防止対策の徹底 (9) 職場の整理・整頓・清掃・清潔(4S)の徹底 (10) 高年齢労働者の安全対策の促進 (11) 火気の点検、確認等火気管理の強化 (12) 交通労働災害防止ガイドラインに基づく交通労働災害防止対策の推進 (13) 安全衛生旗の掲揚及び年末年始無災害運動用ポスター、のぼり等の掲示 (14) その他安全衛生意識高揚のための行事の実施 |