一般財団法人日本木材総合情報センター

平成27年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業

一般財団法人日本木材総合情報センター

実施概要

事業の目的
 主に木製品(木製家具等)における地域材の需要拡大を図るため、一般消費者をはじめ、これから社会を担っていく大学生など対象に、地域材利用の意義や木材の良さなどの情報を発信する木づかいシンポジウムを開催する。
 
事業内容、事業結果
①企画運営
札幌会場を除く6会場の企画(テーマ・ねらい、シンポジウム構成、事例報告の候補者、簡単なプロフィール等)は(株)マガジンハウスに外注して実施した。
運営関係(会場の運営構築、運営マニュアル・進行台本の制作等)、広報関係(告知・参加募集用Webサイトの構築及び更新業務、新聞採録紙面の制作、新聞2紙掲載)は全国地方新聞社連合会に委託して実施した。
情報センターは、全体の進行管理とともに、事前告知(郵送・メール)による募集、参加者名簿の作成・参加証の送付、家具等の地域材製品の展示の対応業務などを行った。
 
②企画運営委員会の開催
第2回委員会開催
日時:平成28年10月31日 13:30~15:30
会場:林友ビル4階会議室
議事:木づかいシンポジウム開催の実施報告、成果と今後の課題

委員は下記のとおり
安藤 直人(東京大学名誉教授)
浅田 茂裕(埼玉大学教育学部教授)
鰀目清一朗(全国地方新聞社連合会主任研究員)
及川 卓也(株式会社マガジンハウス コロカル事業部長)
蒲生美智代(NPO法人チルドリン代表理事)欠席
 
③広報(事前、事後)
○事前告知
集客対応として、次のメディアを活用して集客に務めた。
インターネット
告知・参加募集用Webサイト(http://unei-jimukyoku.jp/kidukai)を構築して情報センターのホームページにリンク(8月8日から)
郵便、電子メール
開催地の行政・公的機関、組合・業界団体、民間企業、ボランティア・NPO、消費者団体などに案内を行った。
地方新聞紙
開催地の地方新聞社に開催告知記事の掲載を働きかけた。
事後告知
新聞掲載(河北新報、愛媛新聞の各全15段)
仙台会場については河北新報10月1日(土)付22面に掲載した。
 
④シンポジウムの開催
木づかいシンポジウム2016「 人にやさしい木のあるくらし」を下記の7会場で開催した。なお、札幌はNPOチルドリン主催の「ママまつりin札幌」と連携して開催した。





 

事業実施により得られた効果

各会場とも本来のターゲットである一般消費者の参加は少なかったが、参加者に木づかいの意義や地域材を使った家具等のモノづくりの重要性を発信することができた。仙台、愛媛会場については、シンポジウムの内容を地元新聞紙に掲載したこと、また東京会場は動画をホームベージに掲載したことにより、当日、参加できなかった人々にも、シンポジウムの内容を伝えることができた。

 

今後の課題と次年度以降の計画

一般消費者を引きつける魅力あるシンポジウムのテーマや構成、参加者を募る効果的なPR手法の確立が課題である。次年度以降は、他の集客力のある木材イベント(ナイスのイベント等)と連携してシンポジウムを開催することも検討したい。