平成28年度 工務店等と林業・木材加工業の連携による住宅づくり等への支援事業
協同組合やまがたの木乾燥センター
実施概要
①普及イベント活動
・庄内地域2016森林とみどりのフェスティバルでの展示広報
(鶴岡会場): | 10/15~16 一般市民、来場者数 31,000- |
(酒田会場): | 10/23~ 一般市民、来場者数 25,000- |
開 催 趣 旨: | 庄内地域の再生可能な地域産木材の利用拡大を図る。 |
出 展 内 容: | 庄内地域産材を地元製材加工、建築の優れた技術による住宅建築の普及、PR。 |
・第26回 山形県林業まつり「緑と水と木の祭典」
(天童会場): | 10/22~23 一般県民、来場者数 39,000- |
開 催 趣 旨: | 県民の皆様に森林の役割や木材の特徴等の普及啓発、林業・木材産業の地域振興等を図る。 |
出 展 内 容: | 県産材での住宅建築事例、A材を主とした森林の横断幕(バナー)、のぼり旗、パネル展示で普及・PR. |
【地域材利用拡大対策事業協議会への参画】
・山形県地域材利用推進協議会に木材利用団体構成員として参加。開 催 日 時: | 3/29、11/4、H29.1/19、協議会に於いて製材加工の乾燥委託事業で高次加工による供給の状況及び普及への取組みを提言。 |
・庄内地域木材資源需給拡大コンソーシアム会議に委員として参加。
開 催 日 時: | 8/29、12/13の会議に於いて、工務店等と林業・木材加工業の連携による住宅づくり等の取組みの現況の普及を行った。 |
②セミナー、研修会事業
・女性による住宅モデル提案懇談会
開催日時:平成28年12月2日(金)7月から専門委員会、県、庄内地域でのウッドフェスティバルに於いて協議及び来場からのアンケートによると、決定について女性(奥様)の発言が大のことから、各分野で活躍の女性による提言懇談会。
出 席 者: | 酒田市建築課、鶴岡建設設計主任、県中小企業団体中央会、㈱モトタテ設計建築士、一級建築士、乾燥センター事務主任の各女性。 | |
アドバイザー: | 東北公益文科大学:温井教授 | |
懇談要旨: | a.生活での安全、安心を。 (健康と子供へのアレルギー等) b.地元材利用には、構造の他に内装にも使用。 c.情報、相談のワンストップ体制。 |
・講演会、研修会
開催日時:平成28年12月5日(月) 「変化するスギの利用方法」の演題 |
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講 師: | 秋田県立大学・木材高度加工研究所 教 授 高田 克彦氏 |
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参加者: | 29名(地域木材・製材及び国、県、市町の関係担当課) | |
依頼用件: | A材を主とした地域材の利用拡大に向けた合板、集成材、製紙・燃料チップへの用途別需給での製材加工用原木の安定需給への取組みについて・ご考察、ご講演。 |
・セミナー、研修・情報交換会
開催日時:平成29年2月3日(金) 「地域材を利用しての公共建築物・一般住宅等への供給体制について」 |
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講 師: | (一社)IORI倶楽部 事務局長 金親 丈史氏 |
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参 加 者: | 地域木材、製材、建築事業者青年部、市担当課職員を中心に26名 | |
開催趣旨: | 市担当課(建築・農林)との定期情報・研修会で、先進的な実践事例の活動状況の講演。 |
③調査・先進事例地・モデル展示等
・木材需要創出住宅づくり:耐震住宅大博覧会
会 場: | 仙台市夢メッセみやぎ | |
開催日時: | 平成28年7月9日(土)~10(日) | |
展示調査: | 山形県産木造住宅建築技術、木製品等のPR。 東北、北海道地域各ブースの建築技術、木工品等の調査。 |
・木造による構造設計の基礎講座
開催日時: | 平成28年7月22日(金) | |
対象事業所: | 設計・施工業界を主とした。木材業界や一般の人も対象。 | |
目 的: | 地域の流通材をプレカット加工等で非住宅木造建築物を拡大・PR |
・地域森林管理地調査(森林パネル用撮影も兼)
場 所: | 酒田市民認定林 | |
開催日時: | 平成28年7月25日(月) | |
参 加: | 専門委員4名、地域自治体職員、管理団体案内者 | |
目 的: | 地域材(A材)利用普及用チラシ、ノボリ、パネル用写真撮影と需要への供給に向けた管理状況の調査。 |
・オガールプロジェクト視察研修
日 時: | 平成28年11月8日(火)~9(水) | |
実 施 地: | 岩手県紫波町 | |
参 加 者: | 11名(専門委員、事業体、自治体職員) | |
目 的: | 地域産材利用による公民連携手法による公共施設整備や経済開発を通じた町づくり。 |
④その他製作物(パネル、チラシ、横断幕・縦断型バナー、ノボリ、モデル模型住宅等)
・パネル製作:森林→加工製材・乾燥→モルダー加工→住宅製品納入までの生産加工体制 20枚・チ ラ シ:事業体紹介、宣伝用 1,000部
・住 宅 事 例:地域材(無垢材)利用によるモデル住宅事例綴 1,500部
・横断・縦断型バナー:各2枚 ・ノボリ,ポール:30旗,30本 ・モデル模型住宅:1戸
⑤協議会・専門委員会
・専門委員会: | 委員10名 名簿参照 |
開 催 日 時: | (1)H28.7.28(木):於.事業体会議室 (2)H28.9.12(月):於.ホテル「玉姫殿」会議室 (3)H28.11.8(火):於.オガール施設内 会議室 (4)H28.12.5(月):於.ホテルリッチ&ガーデン会議室 (5)H29.2.15(水):於.ル・ポットフー会議室 |
概 要: | 地域材(A材)利用に向け、地域内森林の生育状況、加工製材による住宅需給への問題、利用への方策の協議、提言。 |
・庄内地区水平連携協議会:事業体14、オブザーバー14名 | |
開 催 日 時: | 平成28年12月5日(月):於.ホテルリッチ&ガーデン大会議室 |
概 要: | 専門委員会での検討、方策について承認を行った。 |
事業実施により得られた効果
・県条例制定と木材利用基本方針が県内全自治体で策定・地域自治体で公共建築物の木造(質)化が進み始めた。
・役場庁舎建築等へのA材利用を基にした利用の必要が浸透し始めた。
・森林資源は利用と再造林が一体であるとの認識が深まった。
今後の課題と次年度以降の計画
課題でのサプライチェーンとバリューチェーン体制の件は、地域の大きな業界での供給よりは、価値を共有する小回り体制がベターと思うことから。業界団体として、各事業体の現状(山の考え方・立木の現状)双互の情報交換の場が必要。
工務店として必要なのは製品だけでなく、製材加工での製品のストック、販売等のチェーンによる体制も必要。安定需給からも。→素材受入れの製材加工でも同様。