木曽川流域木と水の循環システム協議会

平成28年度 工務店等と林業・木材加工業の連携による住宅づくり等への支援事業

木曽川流域木と水の循環システム協議会

実施概要

木曽川流域暮らしの大感謝祭
 一般消費者に木曽川流域材の幅広い活用(A材、B材、C材、D材の活用)訴求、流域圏での産業や地域交流を目的とした「木曽川流域暮らしの大感謝祭」を実施した。
2回目の実施となる今回は、より地域に根ざした会員工務店に出展を募り、参画した10社の工務店は集客から積極的に本イベントに参画した。
 また賛助会員である木曽広域連合様や流域圏の飲食業者などにも出展いただき、流域圏での衣食住全般の地産地消を訴求した。
 
名   称:木曽川流域暮らしの大感謝祭
日   付:平成28年10月22日(土) 9:00~15:00
          ~10月23日(日) 9:00~15:00
来場目標: 1,000名
来場実績: 1,036名
参加工務店数: 10社
 


 

当日チラシオモテ

当日チラシウラ
 
木曽川流域材アプローチブックの作成
 木曽川流域材の品質や基準(JAS)などを一般消費者へ分りやすく伝え、会員の工務店の受注活動につなげる為のアプローチブックを作成した。
 木曽川流域材を使うとどういうメリットがあるのか、他の材とどう違うのかという点を、イラストや写真を多分に盛り込んで家を買おうとする女性にもわかりやすくビジュアルで説明できる資料とした。
構成は下記の通り全12ページで原稿を作成している。
 
項目 内容 ページ数
表紙 ちゃんと選んでいますか?
あなたの家の構造材を。
1
日本の森林の現状について 東京大学名誉教授 有馬先生のお話 2-3
信頼のブランド
「木曽川流域材」
構造材を安全性が約束された最高品質の木曽川
流域材に変えても、建築コスト全体からみると
数%程度しか変わりません。
4-5
重要なのは、木の品質! 構造材に求められる3つの性能について 6-7
木の家の良さって? 木曽川流域材の施工例
調湿機能、断熱性、リラックス効果等の紹介
8-9
木曽川流域材を使うこと 木を使う事は森林破壊ではありません。
木材を適切に使う事で森や川は守られ、私達の
暮らしを豊かなものにしてくれます。
10-11
裏表紙 木の家の効果について
協議会員会社名押印スペース
12
 
 

事業実施により得られた効果

木曽川流域暮らしの大感謝祭
  • 参加工務店は、本イベントを通して木曽川流域材を使った自社の家造りを消費者へ直接PRすることにより他社との差別化をはかり、受注獲得のきっかけにすることができた。
  • 木材のカスケード利用を訴える展示をし、丸太1本から住宅用部材だけでなく、燃料利用(ペレット)や精油成分の利用(アロマオイル)など幅広く木材が活用されることを消費者へ訴求することができた。
    木曽川流域圏内における木材利用の歴史もパネル展示。
  • 本イベントを通して流域圏でのつながりを周知、強化し流域圏の木材産業に関わる企業と地域住民の交流が図れた。
    昨年に引き続き第2回目のイベントでしたが、昨年ご来場いただいた方のリピートもあり満足度も非常に高いイベントとなった。
 

図1.木曽川流域暮らしの大感謝祭 会場入口

図2.木曽川流域暮らしの大感謝祭 工務店ブース



図3.木曽川流域暮らしの大感謝祭 こども工務店



図4.木曽川流域暮らしの大感謝祭 森の恵みコーナー
 

今後の課題と次年度以降の計画

 木曽川流域暮らしの感謝祭によって流域圏でのつながりの強化が図れ、また木材のカス
ケード利用を一般消費者へ訴求することができた。
来年度も木曽川流域暮らしの感謝祭を実施し、木材をはじめとした地域産業の活性化を促していく。
アプローチブックの作成により木曽川流域材の品質の良さを訴求するツールができたので、今後はエンドユーザーへの更なる情報発信に努めていく。
 木曽川流域つながる家のホームページへ、製材所のインタビューや工務店様へのインタビュー、エンドユーザーがサイトに訪れて得る情報をより中身の濃いものにしていく。
 また来年度は非住宅へ向けた商品提案も進めていく。内外装製品に関しても取組をはじ
めて、木曽川流域オリジナル内外装として木の経年美を楽しむ、また健康面でも木材が人
に寄与する効果に焦点をあてた商品作りをしていくことを検討していきたい。


来年度のイベントスケジュールは下記とする。
  • 中部エリアへの木材展示会への出展
    木と住まいの大博覧会  2017年6月24日・25日
    ウッドコレクションin NAGOYA  2017年11月末頃
  • 中部エリアへの異業種展示会等イベントへの新規出展
    小牧市産業フェスタ  2017年5月27日・28日
  • 木曽川流域材非住宅対応商品開発
  • 木曽川流域暮らしの感謝祭開催  2017年10月28日・29日
  • 木曽川流域体感ツアー 随時

その他、木曽川流域協議会の予定として
  • 木曽川流域協議会(3月23日予定)
    協議会メンバーを集めて今後の協議会の活動についての協議、木曽川流域材をつかった家づくりに対して会員様の話をしっかり協議した上で、より多くの方に木曽川流域の木々たちを有効利用してもらうため
  • 第四回木曽川流域協議会総会(6月2日予定)