平成28年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業
神奈川県木材業協同組合連合会
実施概要
事業実施概要
神奈川県産木材を使用した住宅の普及イベント
開催概要イベント名:さがみはら木づかいフェア 地域の工務店がつくる、永く住みつぐ家
実施日:2017年5月20日(土)、21日(日) 10:00~19:00
主催:永く住みつぐ家守りの会
共催:神奈川県木材業協同組合連合会
後援:神奈川県、相模原市
事務局:株式会社相模原木材センター
場所:伊勢丹相模原店 2階ギャラリースクエア
イベントのテーマ
└地域の木材を使用した、永く住みつぐ家
└地域の設計士が描き、地域の工務店がつくる家
実施目的
└地域の木材の有用性を訴え、県産木材の使用量を増加させる
└地域工務店が県産木材を使用した住宅づくりに取り組む意欲を高める
└長期優良住宅・低炭素住宅等、高性能住宅の情報と共にPRすることにより、
地域産材を使用した住宅の付加価値を高める
参加事業者
施工事業者:金子建設(株)、(株)翔工務店、創和建設(株)、山登土地開発(株)、(有)山本木材
その他事業者:(株)ウッドワン、(株)栄住産業、パナソニック(株)、ヤマガタヤ産業(株)
実施内容
各事業者の出展
・工務店(ブース出展)
各工務店の取組みや施工事例の紹介、住宅プランの展示。各社の特徴をPRし、来場者が違いを比較できるようにした。
・住宅設備メーカー(ブース出展)
キッチン、ユニットバスなど住宅設備機器の展示、屋上庭園の展示、メーカー担当者による商品説明。
展示
・住宅展示
神奈川県産木材を使用した住宅を実寸で展示。柱や梁、床や壁などに県産木材を使用している様子を紹介した。また県産木材を使用した塗り壁材の実演を行った。
・神奈川県産木材のPR
神奈川県・相模原市によるパネル展示、地域の生産者による地域材商品の紹介、相模原市と女子美術大学がコラボした作品(津久井産材)の展示。
・長期優良住宅のPR
地域工務店であっても長期優良住宅の建築が可能であることや、長期優良住宅のメリット等の紹介。
その他
・木工広場
木に触れ合えるスペースとして、バードコール作り(木工体験)と木のプールで遊べるコーナーを設置。
実績・課題
来場者数:500名(概算)
アンケート集計数:81組
イベントでの普及啓発活動
日時: 2017年5月27日(土)10:30~17:30場所: 横浜そごう「新都市ホール」
主催: 神奈川新聞社、神奈川県水源環境保全課、かながわ木づかい推進協議会
による 「2017かながわ家づくりフェア」に県木連として出展参加。
イベントの主旨は、県産材活用のPRと製材業者、建築士、工務店等の交流、連携を深め住宅建築の県産木材の活用促進。
出展者数: 26団体
来場者数: 約1,200名。
県木連は、ヒバ材で造った箱形ボックスの中で音楽やラジオを聞く「花音(かおん)」を展示した。木の香り、木材による音質効果等で子供達や家族連れに好評であった。
また、合法木材の仕組みを一般消費者にもPRする為、合法木材のポスターのパネル
展示及びチラシ、冊子などを配布した。
※県木連ブース前にて |
事業実施により得られた効果・今後の課題と次年度以降の計画
前回は事務局である株式会社相模原木材センターの敷地内で行ったが、今回は伊勢丹の展示スペースという公の場での開催が可能となった。展示会場はイベントの全期間を通して一定の通行量があり、木材を多用した装飾展示など見た目や匂いなどのインパクトと相まって来場者数の増加へとつながった。また百貨店という立地での開催は、出展事業者に対する来場者からの信頼向上につながった。結果として、施主との打合せやリフォームの見積りなどに発展したケースも見受けられた。
しかし、通行量の割には展示スペースの内部まで入る来場者が多くなかったことから、一般の方が興味を持てる内容や展示方法を工夫する必要があると感じた。
同様のイベントを定期的に開催し、知名度を高めることによって効果が表れると考えられるため、来年度以降も継続に向けて準備を行っていきたいと考えている。