平成28年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業
和歌山県木造住宅生産体制強化推進協議会
実施概要
事業団体の説明
構成団体=和歌山県木材協同組合連合会・和歌山県森林組合連合会・(一社)和歌山県建築士会・(一社)和歌山県建築士事務所協会・(公社)日本建築家協会近畿支部和歌山地域会・(財)和歌山県建築住宅防災センター・和歌山建設労働組合 7団体
事業の目的
地域材(紀州材)を利用した木造住宅の普及を図るため、川上から川下が一体となって取組むことを目的とする。事業の内容、事業結果
住宅内覧会の実施
工務店が実施する地域材(紀州材)を利用した住宅の内覧会実施に要する経費の 一部を助成した。実施回数:20回地方紙によるPR
県内の御坊市、田辺市、新宮市で発行されている地方紙を利用して地域材のPRを行った。計5回掲載した。新築された木造小学校のDVDの制作
ムクの地域材を利用して新築された小学校の魅力を、子どもたちの学ぶ姿、先生へのインタビューを通してDVDを制作、県内の各教育委員会等に配布、教育環境における「木」の良さを発信した。木造仮設住宅の仕様・プランの整備と供給体制の検討
近い将来発生が予想される南海、東南海地震に備えるため、地域材を利用した木造仮設住宅の供給について、住宅の仕様・プランの整備と共に供給体制の検討を行い、報告書に取りまとめた。パンフレットの作成
地域の組合員が共同で内装材を供給した「有田市交流センター」のパンフレットを作成、関係機関に配布することにより、地域材の良さを発信した。事業実施により得られた効果
住宅内覧会での見学者への説明、地方紙を利用して地域材の良さを解り易く解説、新築小学校のDVDによる教育環境の良さの発信、パンフレットの作成・配布等により、消費者に対し地域材(紀州材)の「良さ」の普及を図ることができた。今後の課題と次年度以降の計画
今後も、地域材の「良さ」の普及活動を通じて、木造住宅の振興に努める考えであるが、財源の確保に不安定さがある。また、木造仮設住宅については、現在、早期締結を目指して和歌山県と供給協定について協議中。