平成28年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業
一般社団法人岡山県木材組合連合会
実施概要
1 実施団体
(一社)岡山県木材組合連合会と岡山県木造住宅生産体制強化推進協議会が協同・連携して事業を実施する。
2 事業の目的
岡山県は、ヒノキ素材生産量日本一を誇り、また、長年培った国産材の製材技術や乾燥技術により製造された製品は高品質であり、こうした木材製品の普及・啓発を図り、利用の拡大を推進する。
3 事業の内容・結果
(1)普及啓発(平成28年度実施分)
- (1)県産材普及推進検討委員会の開催
- 日時:平成29年2月27日(月)
会場:岡山市「サンピーチOKAYAMA」
内容:検討委員会委員等12名により、県産材の販路拡大に必要な普及啓発資料の作成、新聞広告による普及宣伝活動と、「日本一のひのきの国・岡山」をキャッチフフレーズに県内の集客力のある会場での住宅、建材及び県産材木製品等の展示会の開催内容・方法について協議・検討
成果:普及啓発資材としてロゴマークのシール、バッチの作成・配布計画及び展示会の具体的な内容及び実施方法等を決めることができ効果的な実施が期待できる。
写真:検討委員会開催状況
(2)展示会出展(平成29年度実施分)
場 所 | 実施概要 |
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岡山市 | 趣旨: 岡山県は、ヒノキの素材生産量が5年続けて日本一を誇るとともに、豊富な森林資源を背景に、多くの木材流通・加工施設が立地した西日本有数の国産材加工県である。 岡山県県産材利用促進条例が制定されたことを契機として、県内で集客力のある施設において、「おかやま木材フェスティバル」を開催し、木の香りと温もりのある木製品等をPRし、県産材のより一層の用促進を図るとともに、児童・生徒を対象とした木育を行い、将来の県産材利用拡大に資する。 日時: 平成29年6月24日(土)~25日(日)2日間 会場: イオンモール岡山(岡山市北区下石井) 1階「未来スクエア」 名称: 「おかやま木材フェスティバル」 来場者数:約14,100人 内容: 1 打ち合わせ会 出展者、建築士、木材青年会、行政等関係者による打合せ会を2回開催し、普及啓発の内容・方法、効果的な実施方法、役割分担などを協議のうえ連携を取り、目的達成に向けた取組に努めた。 2 フェスティバル実施 ①展示・相談コーナー 住まいと木材関連パネル展示(木材の良さ、木造住宅の良さ等パネル18枚)及びアンケート調査(木材への関心、家づくり等についてアンケート 400名) ②特色ある木製品等の展示コーナー CLT、重ね梁、木製スーパーカー、木製ドア、美術組子等の展示 ③県産木製品の展示・販売コーナー DIY用材、木工工作キット、木製おもちゃ、まな板等木製品等の展示・販売(約200種類、約3,000点を出展) ④木育コーナー 木青会等による木工教室、木の玉プール、ひのきブースキットを活用した体験、建築士会による木のジャングルジム(こまか庵)の組立体験による木育を実施 成果: 集客力が県下随一のイオンモール岡山「未来スクエア」を会場に、“日本一のひのきの国・岡山”をキャッチフレーズにフェスティバルを開催し、県産材や木造住宅の良さ等の普及・啓発を通じ、一般消費者への県産材への理解が深められた。 |
- 木育コーナー
(木の玉プール) - 木育コーナー
(木のジャングルジム組立て) - 木育コーナー
(木のジャングルジム・餅投げ) - 木に関する
クイズ大会
事業実施により得られた効果
岡山県は、ヒノキの素材生産量が5年続けて日本一を誇るとともに、豊富な森林資源を背景に、多くの木材流通・加工施設が立地した西日本有数の国産材加工県で、長年培った国産材の製材技術や乾燥技術により製造された製品は高品質である。
岡山県県産材利用促進条例が制定されたことを一つの契機として、県内で集客力のある施設での「おかやま木材フェスティバル」の開催による木の香りと温もりのある木製品等のPR及び木造住宅の良さ等の普及啓発を通じ、一般消費者に県産材への理解が深まり、県産材のより一層の利用促進を期待される。また、児童・生徒を対象とした木育活動により将来の県産材利用拡大が期待できる。
今後の課題と次年度以降の計画
県民・国民の皆さんに、木材(県産材)の良さ、利用の意義等について、一層認識を高めていただき、木材を優先的に活用する社会づくりを進めるためには、継続的かつ積極的な普及・啓発を行うことが大きな課題である。
このため、国や県の支援がいただけるのであれば、反省点を活かしながら、次年度以降も、作成した普及啓発資材を活用したPRとともに、展示会への参加を企画したいと考えている。