平成28年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業
長崎県地域材供給倍増協議会
実施概要
①県産材需要拡大に向けたイベントの開催
ながさき浜の町アーケード ワイヤーママロングマルシェブース出展(5月20日)
- 働く女性を支援する団体(ワイヤーママ)が主催する長崎県内のインテリア雑貨屋さんが集まる同イベントに、県産材や住宅をPRするブースを設け、家族連れや若年層に県産材をPR。
「ながさき木ふれあい広場」の開催(8月5日)
協議会イベント「ながさき木ふれあいひろば」の出展
川上から製材、プレカット、住宅ができるまでを体感できるブースを再現
- ながさ木を使った夏休み工作体験
- クイズラリーを通して丸太から住宅ができるまでを勉強
- ワークショップ(木の家貯金箱作り、丸太きり体験、鉋削り体験、DIY体験)
- バーチャルチェーンソー体験を通して、林業のお仕事体験
- 長崎県産材を積極的に使う「ながさ木応援団」紹介パネル展示
- 山の空間、プレカット積み木、子供の遊び場、木質空間の創出
- 「企業の森づくり」に取組む日本競輪選手会長崎支部のながさ木森づくりPR
- 住宅相談ブース
- 県産材製品のPR、木工体験、木のおもちゃ体験コーナーの設置
- 工務店によるDIY教室
森林からながさ木の家ができるまでバスツアー開催(8月26日)
- 県央地区バスツアー開催
森林伐採現場、製材工場、プレカット工場、県産材住宅の見学ツアー
ながさ木の伐採から製材、プレカット、住宅が出来るまでの一連の流れを一般参加者に体験してもらい県産材のPRを図った。
木と住まいの博覧会における「長崎県産材」のPRブース出展(9月16日~17日)
- 福岡市で9月16日~17日に開催された「木と住まいの大博覧会」に長崎県産材のPRブースを出展。木製品、パンフレットによるPRで県外での長崎県産材需要拡大を図った。
住宅フェアでの県産材PRブース出展(9月30日~10月1日)
- 住宅フェアin佐世保(全国大会)に「長崎県産材」のPRブース出展
ワークショップ(DIY体験)を実施し、長崎県産材と触れ合うことで長崎県産材の良さを体験してもらった。
長崎県産材木製品の展示、ながさ木のPR、森の働きを学ぶパネル展示。
ながさき木住まいフェスタの開催(10月15日)
- 県産材を使った家づくりを進める工務店グループと連携した県産材PRイベントを開催
地元高校生と連携した県産材を用いた木工体験を実施。
長崎県産材木製品の展示、ながさ木のPR、森の働きを学ぶパネル展示。
木質系断熱材やホウ酸系防蟻処理の紹介と合わせて県産材木造住宅の良さをPR。
県産材利用工務店のPRブースを設置、県内初「県産材住宅団地」のPR。
エコ住宅フェアへの出展(10月21日)
- 長崎市、NPO法人ながさきエコネットと連携したエコと木造住宅、森林機能保全をテーマにしたブースを出展。
木工体験、県産材のPR、森の働きパネル展示を実施し、県産材の利用喚起を図った。
県下一斉住宅内覧会の開催(8月~10月)
- ながさ木ふれあい広場、バスツアー、住宅フェア開催に合わせ、県産材使用住宅内覧会のPR・開催 9月~10月まで 4社参加した。
②県産材利用に向けた広報活動(9月~10月)
テレビメディアと連携したPR活動
- 長崎県産材、「ながさ木応援団」を紹介するTVCMを作成し、民法放送の15秒CM40本を放映。HP(ながさ木ネット)に誘導し、詳細な情報を発信。
事業実施により得られた効果
①県産材需要拡大に向けたイベントの開催
ながさき浜の町アーケード ロングマルシェブース出展
ロングマルシェのイベントに約10,000人、本ブースにも1,000人以上の来場者があった。
長崎県産材の家具の展示で、住宅の県産材インテリアコーディネートを提案したほか、DIY体験や木工体験で多くの方に県産材を体感してもらい、県産材のPR、需要喚起につなげた。
ながさ木ふれあいひろばの開催
約400人の来場があった。
大人から子供まで多くの人に県産材に触れ親しんでもらい、県産材の利用意識を高めてもらった。県産材を用いた親子木工教室に多くの人に参加してもらい、ながさ木の良さを感じてもらい、県産材利用への意識も高まった。
「企業の森づくり」の取組みを広く知ってもらうことで、森林整備、地域材利用の意義を来場者に伝えることが出来た。
森林からながさ木の家ができるまでバスツアー開催
20名の参加者。
森林の伐採作業から製材、プレカット、木造住宅ができるまでの一連の見学ができるバスツアーに、家族連れなど20名が参加し、長崎県産材への愛着心を持ってもらい、木造住宅の良さをPRできた。
また、民法テレビ局とのタイアップにより、ツアーの状況を情報番組で放映したことにより、参加していない一般の方にも広く長崎県産材、木造住宅の良さをPRできた。
木と住まいの博覧会における「長崎県産材」のPRブース出展
イベント全体で2日間1万9千人の来場、本県ブースにも約500名を越す来場があった。
県外でのイベントにおいて、長崎県産材をPRすることで、長崎県産材の認知度向上、県外需要拡大に繋げる事が出来た。
住宅フェアでの県産材PRブース出展
佐世保地区住宅フェアでは、フェア全体で約2,500人の来場があり、本ブースには約300名の来場があった。住宅関係者との連携が図れ、県産材の需要喚起につながった。
ながさき木住まいフェスタの開催
10月15日(日)に開催した同フェスタで、93組の家族連れ、208名の参加者があった。
県産材を積極的に利用する工務店、プレカット工場との連携し、住宅購買層をターゲットとしたイベントを開催し、住宅分野での県産材の利用促進が図られた。
多くの子どもたちに参加してもらったことで、将来世代への県産材住宅のPRにつながった。
エコ住宅フェアへの出展
10月21日(土)に開催した同フェスタにおいて、木工体験や木のおもちゃを楽しむ家族、約80名が本協議会ブースに来場した。
環境を考える本フェスタにおいて、県産材を実際に触れて感じてもらったことで、地域材の利用と環境について考えてもらい、県産材の認知度向上につながった。
県下一斉住宅内覧会の開催
県産材利用住宅の内覧会を開催し、住宅を建てたい方々に県産材・木造住宅の良さについて体感いただいた。
②県産材利用に向けた広報活動
テレビメディアと連携したPR活動
長崎県産材、「ながさ木応援団」を紹介するTVCMを作成し、民法放送の15秒CM40本を放映。HP(ながさ木ネット)に誘導し、詳細な情報を発信し、長崎県産材の普及が図ることができた。
バスツアーの状況を民放テレビ局の情報番組で放映することで、視聴者に対し県産材の利用喚起につながった。
県産材を積極的に利用する工務店が開催する住宅内覧会を広くPRすることで、県産材住宅の認知度向上に繋げる事が出来た。
今後の課題と次年度以降の計画
県産材の認知度向上、需要喚起に効果があるイベントができたと思うが、近年の低金利による住宅需要景気が来年以降継続するか不安な中、今年度以上に、地域に密着して、県産材利用に機動力がある地場工務店と連携し、県産材の需要拡大の取組を行っていく必要がある。
継続的なイベントの開催で、一般の方の県産材利用意識を向上させるとともに、県産材の活用が地域の森林環境保全、雇用対策など地域の活性化につながることをPRできるような体感型イベントを行っていきたい。(植栽、間伐など森林作業体験とあわせたイベントなどを増やしていく)