糸島産材活用協議会

令和元年度 顔の見える木材での快適空間づくり事業

糸島産材活用協議会

事務局所在:福岡県

実施概要

事業計画


事業計画(pdfで表示されます)

 

実施概要

実施団体の説明
  • ・設立は平成30年4月1日
  • ・会員数は7名で内訳は糸島の製材所が3名、同じく糸島の工務店が2名、貯木場の管理と伐採が1名、伐採と製材が1名です。
    川上(造林、生産)・川中(製材、加工)・川下(建築、消費)の3者が連携して糸島市の農林水産の発展を目指す会です。
 
広報【いとしま】に糸島産材活用協議会の取り組みが2018年10月1日号に紹介されました。
 
  • ・所在地は福岡県糟屋郡篠栗町篠栗4923-4
  • ・電話は090-6297-5663(会長の携帯電話)
  • ・主な業務内容:糸島産の木材(杉材)のブランド化を実現する為に天然乾燥材の【伊都国のスギ】と人口乾燥材の【ITOSHIMA・WOOD】の使用を促す啓蒙活動及び、糸島産の木材を使った新商品の開発活動。
 
事業の目的
 これまで、薪やチップにしてバイオマス燃料などとしてしか活用されなかった広葉樹などですが、今後森林再生を目指して森林整備を行っていく過程で算出されてくるこれらの材の有効活用が課題となってくる事が想定され、より付加価値の高い家具材向けに供給する事を目指します。そのために福岡・大川家具工業会に協力を得て快適住空間を得る為の家具を開発いたしました。
 
伊都山燦に持ち込まれる雑木⇒利用できる大きさでないので⇒薪材にしかならない
 
成長の早いセンダン材 福岡・大川家具工業会様と打ち合わせ
 
事業内容・結果(事業項目ごとに具体的に記載)
①普及イベント、ツアーなど
11月1日(金)設置見学会開催(T様邸をお借りして)
対象は一般・建築会社社員((株)へいせいの社員、業者)
来場者10名
【GAKU・KABE】【GAKU・TAKU6】の展示・説明
 
②セミナー、研修会、モデル展示等
12月21日(土)モデルハウスにて展示会(学研都市へいせい木の家モデルハウス・学研都市サイエンスモデルハウス)
対象は一般顧客
来場者8組
【GAKU・TAKU6】 【GAKU・TAKU4】色付 【GAKU・KABE】

【GAKU・KABE】【GAKU・TAKU6】の展示・説明
 
③宣伝広報(新聞・テレビ・ラジオ広告、インターネットでの広告など)
10月31日・12月21日 Instagram・Facebook にて【GAKU・KABE】【GAKU・TAKU】の出来上がり報告と展示イベントの告知を行いました。
 
④家具などの試作品
【GAKU・TAKU】⇒『学ぶ』+『食卓』
子どもがリビングでお母さんと今日の出来事を話しながら、宿題をする。お父さん
が仕事のメールをチェックする。家族みんなで食事をとる。家族の暮らしの中心になるダイニングテーブルです。
ランドセルも収納できます パソコンの収納と電源も大丈夫

 【GAKU・KABE】⇒『額のように』+『壁に飾る』
 薄く大きくなったテレビ。
 テレビは置くものから絵画のように掛けるものへ
 テレビだけでなく、家族の思いでの品や写真も家族が集まるリビングの壁に飾りましょう。
 
リビングの壁が額縁に 飾る棚の位置も自由にレイアウト出来ます。
目ざわりな配線もこの様に後ろに回す事で見えにくくできます。

【GAKU・SHUU】⇒『学ぶ』+『収納』
 生活スタイルは流動的です。子どもの成長やライフステージによって収納するモノも変化していきます。変化していくライフスタイルに対応できるよう、4タイプの組み換え自由な収納BOXを用意しました。
「どこに何を片付ける?」子どもと一緒に収納の仕方を考えながらボックスを組み替えて収納方法を学ぶことが出来る収納です。
 
子どもが小さい時は洋服を一番下に BOX収納にはオモチャを収納してもよいですね、
 
⑤アンケート調査など
アンケート調査はこれからになります。予定では3月末までに500件の方に
送付して、実際に購入したいかなどのデータを取ります。
 
⑥調査の概要、結果の概要を明記
調査の概要は(株)へいせいのオーナー様(建築済のお客様)に送付して
金額を明記の上、購入したいか、もっとこうしたら良いとかを『グーグルフォーム』
を使い、集めてまいります。
結果はInstagram、Facebook、に上げていきます。
 
⑦その他製作物(マニュアル・事例集・PR冊子・DVD・パネル等)
『GAKU』シリーズのパンフレットを1000部製作しております。
目的は既存顧客に送付して、需要の掘り起こしとアンケート調査と
新規顧客にたいしての標準仕様の説明、オプションとしての説明用になります。
また、糸島産材活用協議会の活動にも使用いたします。
 
表紙 【GAKU・KABE】
 
【GAKU・TAKU】 【GAKU・SHUU】
 

事業実施により得られた効果

 【GAKU・KABE】は今までは飾り気のないTVまわりの空間を豪華に見せかつ、配線を見せない事ですっきりとした空間をLDKにもたらしました。
また、メーター、尺モジュールにも対応できる寸法とした事でリフォームにも対応出来ると既存のお客様からも好評を得ております。
 【GAKU・TAKU】はダイニングテーブルにランドセル用やパソコン用の収納棚も作った事で、用途が広がり、子ども達と親の会話が増えたと好評でした。
 【GAKU・SHUU】は子ども室の収納を可変化し、模様替えに対応できると、設計者には好評を得ております。
今まで薪ストーブの材にしかならなかった材料で家具作りができる事実が集積場である【伊都山燦】に認められたので、今後良い材を集積するために山の持ち主に情報を公開していく事で、木材物流の活性化につながりそうです。
 

今後の課題と次年度以降の計画

 【GAKU】シリーズの商標登録をするかどうかの判断を3月までにしていきます。また、【GAKU・KABE】は棚の強度を増す細工と横から裏を見えないようにする工夫を行います。
 【GAKU・TAKU】のイチョウ材は優しい木目とやさしい触り心地は良いが、柔らく傷がつきやすいので、商品化は難しいと考えました。今後は【センダン材】を主に展開していきます。
 【GAKU・SHUU】は階段の形状によっては2階への搬入が難しいので、寸法を変更したバージョンを計画いたします。
 次年度は仕入れ価格と販売価格を決めて本格的に【GAKU・TAKU】のネット販売と【GAKU・KABE】【GAKU・SHUU】の戸建て住宅会社への採用を目指します。