平成26年度 木造住宅等地域材利用拡大事業
特定非営利活動法人 とやまの木で家をつくる会
実施概要
- ① 企画会議を開催し、アニメーションビデオ制作の経緯・制作者の提案検討、セミナーの企画をした。
- ② アニメーションビデオを作成
一般の方の目線で地域木材に興味・理解が深まるような、アニメーションビデオを作成。インターネットの動画サイト等で公開。
DVDも作成し 地域の関係者(建築士、工務店、製材所、素材生産者等)が、地域で普及説明活動をするツールとしています。 - ③ ホームページ改良、ポスター・パンフレット制作
一般の方に『地域材』に身近に関心をもってもらうべく、新しいものをつくりました。 - ④ セミナー(考えあう会)を富山大学黒田講堂(富山市内)にて開催
一般の方、地域材を活用して家づくりする関係者(工務店・設計事務所など)が、地域材の活用方法・アイデアを考えあう場をつくりました。
同時に②のアニメーションビデオの発表をしました。
声優を演じたタレントの『スギちゃん』氏がアニメーションビデオの紹介。経済アナリストの森永卓郎氏が、『地域材を活用していくために』トークセッション。
『身近な経済(活動)に関心を持つことがとても大切』という森永氏の一言は参加された方々の耳に残りました。参加者は約100名。 - ⑤ 東屋風展示物を更に分かりやすく改良
木造建物を視覚的に分かりやすいように作成した実物大の(柱、床、天井のみ)(移動可能な)東屋風展示物に、更に分かりやすいように、壁・建具を付加しました。 - ⑥ とやまの木づかい賞表彰・支援
地域材にかかわる人々に授与する『富山の木づかい賞』表彰(地域材活用推進啓蒙のため当会が設けました)の公募、パンフレットなどを作成。選ばれた方を表彰。
得られた効果
アニメーションビデオは、(主なターゲットとした)特に若い方々からの評価は好評。
更に多くの方に、知って・見て頂くため、会として方法を模索・試行中。
2015年10月17日(土)に富山市の中心部 総曲輪グランドプラザ(まちの交流広場)を当会が借りて『とやまの木』フェスティバルを行ないました。
このフェスティバルは、一般の方や、当会と関わりのある保育園園児・保護者・園関係者と当会の交流の場です。アニメーションビデオの上映をしました。
若い親子に、地域材を身近に感じて頂く(木育)ことが目的です。
(当フェスティバルは、当事業費に含んでいません。当会の独自事業です)
今後の課題
直ぐに、地域材の家が何棟増える、という波及効果は期待できませんが、地道にこのアニメーションビデオを見て頂く運動をしていくことが重要。
具体的には、地元マスコミへの働きかけ、フェイスブック(SNS)などでのPR、地域での上映を続けていきます。
当会の執行部・事務局に専任スタッフがいません。
全て無償ボランティアで活動に限界があります。
本格的に活動していくためには専任スタッフの配置を検討することが必要なのかもしれません。
記録写真
- アニメーションビデオ『スギオ』
- 当会の新しい パンフレット
- 東屋風展示物に、更に分かりやすいように、壁・建具を付加
- 『とやまの木づかい賞』表彰