平成26年度 木造住宅等地域材利用拡大事業
福岡県地域木造住宅生産体制強化地域協議会
実施概要
- 木材利用拡大のための展示施設の整備 (協議会事務所施設)
- 木材関連事業者向け木材フォーラムの開催(1回開催)
- 地域材普及のための関連事業者向け木造建築セミナーの開催(連続5回開催)
- 公共建築物木質化のガイドブック(手引書)の作成
- 木造建築事例集の作成
- 協議会ホームページの作成
得られた効果
- 【展示施設整備】 内外装を木質化する事により一般消費者や建築関連事業者に向け地域材利用拡大や木の良さを広くアピールする事ができた。さらに今後、施設を活用する事による住宅関連の木材需要拡大につながる事が期待できる。
- 【木材フォーラムの開催】 大手住宅メーカー社長(タマホーム玉木氏)の基調講演やパネルディスカッションにより、全国の木造住宅の状況や木材生産供給に関わる多くの情報を得る事ができ、地域材利用拡大に向けた有意義なフォーラムとなった。
- 【木造建築セミナーの開催】(連続5回) ・-木材を都市で使うプロジェクトセミナー ・木材利用の再構築(リノベーション)セミナー ・中小建築物でのCLTの可能性を探るセミナー ・森林と木・街を結ぶセミナー ・木造・木質化推進セミナーなど国内だけではなく国外にも目を向けた各種のセミナーを開催し、幅広い情報提供と知識向上に繋がる事を目的として開催した結果、地域材の良さや地域材利用拡大に向けての各種の取組みや、木材利用の重要性を伝える事ができた。
- 【ガイドブックの作成】 公共建築物の木質化や木造化は動き出したばかりであり、地域材利用に関する情報不足が課題であったが、ガイドブックにより発注者や設計者などが積極的に木造・木質化に取組むための有益な資料となったと共に、今後の公共建築物への地域材利用拡大に向けたガイドブックの利活用が期待できる。
- 【木造建築事例集の作成】 福岡県内において地域材を使った住宅の事例集がなかったが、今回作成する事で一般消費者や木造住宅関連事業者に向けての木造住宅普及拡大への有効な参考書籍となったと共に、今後の参考資料としての期待が持てる。
- 【協議会ホームページの作成】 地域材利用や木造住宅に関する各種情報やイベント・セミナー開催案内など、木材利用拡大に向けての各種情報を広く周知する事が可能となった。さらに継続して利用拡大に向けての情報拡大に繋がる事が期待できる。
今後の課題
今回の事業で川上から川下までの木材関連事業および一般消費者に向けて各種の取組や書籍を作成したが、地域材利用の拡大に向けての情報はまだまだ不足しているのが現状であり、直接的な地域材利用拡大に向けての普及拡大の取組みは今後も大事と思います。今回の事業でのガイドブックなどの書籍や、木質化した協議会施設を積極的に活用しながら、さらに木の良さをアピールし、建築物発注者・建築事業者・木材連事業者・一般消費者に向けた情報提供など、地域材の利用拡大につながる各種の取組みが重要だと考えます。
記録写真
- 展示施設の整備
- 展示施設の整備
- 木材フォーラムの開催
- 木材フォーラムの開催
- CLTセミナーの開催
- CLTセミナーの開催