平成30年度A材丸太を原材料とする構造材等の普及啓発事業の中間報告として
木曽川流域木と水の循環システム協議会の取り組みをご紹介いたします。
事業概要
イベント
第10回木曽川流域体感ツアー
日時:平成30年10月4日(木)~5日(金)名古屋城天守閣の材料となるヒノキの250年生以上の大径木を見学 |
大径木の杉丸太を製材してGywoodのフリー板とする過程 |
保護や様々な施業試験等を実施している木曽上松の赤沢自然休養林(森林浴発祥の地)を散策 |
木曽協和産業㈱の協力の下、樹齢92年生のマルコウマルコクキソヒノキの伐採現場を見学 |
木曽川流域木と水の循環システム協議会は10月4~5日の2日間、木曽川流域とその支流の飛騨川流域にて、「第10回木曽川流域体感ツアー」を開催しました。本ツアーは、林野庁補助事業「A材丸太を原材料とする構造材等の普及啓発」として、大径材からの付加価値の高い商品の生産や、貴重な森林資源を実際に木材需要に携わっている人間が体感することで、それを活用した住宅・非住宅への活用提案などへの理解を深めることを目的として実施されました。今回で10回目となる体感ツアーには、同協会の代表理事を務める東京大学の有馬孝禮名誉教授をはじめ、25名が参加しました。
ツアー1日目は、国内有数のヒノキ無垢材の内装材・造作材を生産する桑原木材㈱金山工場と東濃ヒノキ・長良スギをはじめとする木曽川流域の木材でJAS機械等級構造材をはじめとする品質の高い構造材を生産する㈲倉地製作所で木曽川流域のスギとヒノキの製材過程を見学しました。
ツアー2日目は、林野庁中部森林管理局木曽森林管理署の永瀬企画官、平杤技官の案内で、森林浴の発祥の地と言われている国有林である赤沢自然休養林を散策したほか、実際に木曽の国有林から産出される樹齢80年生以上の人工材ヒノキのブランド材「マルコウマルコクキソヒノキ」の伐採現場を見学しました。