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4-1 無垢の製材品のほか、さまざまな木質建材があると聞きますが、どのようなものがあるのでしょうか。
A1
木材は丸太から鋸や刃物等で切削され製材品や単板になり、さらに、それに接着
剤等を用いて木質材料である集成材、合板、パーティクルボード等に加工されます。
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木質材料の構成要素としては、エレメントの大きさの順に図1のとおり、挽き板
(ラミナ)にはじまり、単板、スティック、削片・繊維状等にいたるまでありま
す。一般的に知られている木質材料には、挽き板を一軸に張り合わせた集成材、単
板を二軸に配合した合板、削片をランダムに配合し、熱圧成型したパーティクルボ
ード、繊維を同様に、ランダムに熱圧成型したファイバーボード等の材料があり、
おおよそ図2~3のような種類に分類できます。
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木質材料は、エレメントが小さくなるほど、原料の利用の割合が増加し、材料と
しての品質も均等化します。しかし、一方で木材固有の縦軸方向の高い強度は減少
します。
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なお、角材から微細な木粉や繊維に至るまでの各エレメントを接着剤で張り合わ
せて再構成した複合材料が木質材料であり、近年、エンジニアリング・ウッド(使
用目的に適合させる新しい木質材料とか工業的な使用が可能な木質材料などの意味
で使われている)とも総称されています。
〔図1〕木材の細分化ー木質材料の構成エレメント
〔図2〕代表的な木材・木質材料とその製造工程
〔図3〕木質材料の種類と特徴