2−1 木造住宅関連についての質問 と回答

Q 2−1.6 木造住宅に使用される木材は、外材の占める割合が高くなっていると聞きますが。


  平成6年度に実施された(財)日本木材総合情報センター「木材需要動向分析調査
 」で、木造住宅に使用される木材の種類が明らかにされています。これによれば、
 木造軸組工法住宅においては、使用される木材の55%は国産材となっています。
 しかしながら、近年、増加しているツーバイフォー工法住宅、木造プレハブ工法住宅
 では、それぞれ99%、95%が外材となっており、国産材はほとんど使われていません。
  なお、比較的国産材が多く使われている木造軸組工法住宅にあっても、大手住宅
 メーカーが供給する住宅は外材の割合が高くなっており、その割合は8割に達して
 います。
  また、ツーバイフォー工法住宅の構造用材であるディメンジョンランバーはすべ
 て米材、北欧材等の外材が用いられていましたが、平成7年、国産材によるディメ
 ンジョンランバー専門の製材工場が北海道新得町で稼動いたしたました。この工場
 では、トドマツの間伐材丸太を原料とすることにより、原料丸太を低価格で安定的
 に確保することができ、これまでコスト面で軌道に乗ることが困難であった国産材
 によるディメンジョンランバーの供給を可能なものとしています。

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