2−1 木造住宅関連についての質問 と回答
Q 2−2.4 2×4(ツーバイフォー)工法の方が木造軸組工法より地震に強いと新聞で読みましたが、本当なのでしょうか。 |
A
2×4工法は日本で建てられ始めたのは昭和50年代に入ってからであり、新しい
工法なので使用する木材の規格等が法律により定められています。
昭和57年1月に出された建設省告示によって、「枠組壁工法構造用製材の日本農
林規格に規定された」ものを使用することとなっています。またこの時には建築基
準法も改正されており、現存するほとんどの2×4工法住宅は現行の基準に不適格
なものはないということができます。したがって、平成7年1月に起きた阪神・淡
路大震災では、新基準で建てられた木造軸組工法住宅と同じように被害は軽微なも
のでした。
2×4工法住宅は古い木造軸組工法住宅より地震に強いと言うことができるかも
しれません。しかし、昭和56年以降に建てられた木造軸組工法住宅と比較した場
合、どちらが地震に強いかと聞かれると、「それらはどちらも地震に強いでしょう
」としか答えられません。
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