2−1 木造住宅関連についての質問 と回答
Q 2−3.10 新築住宅では、身体に悪いホルムアルデヒドが出ると聞きますが本当なのでしょうか。また、その対策は? |
A1
ホルムアルデヒドは、建築資材として用いられている合板、パーティクルボード
ファイバーボード、壁紙、断熱材等に使われている接着剤などから放出されます。
対策としては、低ホルムアルデヒドの接着剤を使うことがあげられます。合板で
は、JAS規格の中にホルムアルデヒドの放散量(単位mg/リットル)を示す値として、
F1(平均値0.5以下、最大値0.7以下)
F2( 〃 5 以下、 〃 7 以下)
F3( 〃 10 以下、 〃 12 以下)
という性能表示が行われていますので、放散量が少ないF1を使うことが望ましい
といえます。
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また、既にホルムアルデヒドの放散に悩まれている場合には、その対策を考えて
みましょう。
ベークアウトといって部屋の温度をストーブなどで上げ、ホルムアルデヒドをわ
ざと放散させ、外気中に逃がす方法があります。また、ホルムアルデヒドを吸着す
るカーボン(炭)などの物質を換気扇の口に付け、強制換気を行う方法もありま
す。換気・通風への配慮が大切です。
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ホルムアルデヒドは木材にもごく微量含まれていますが、「無垢」の製材品では
一般的には健康への影響に問題が発生するとは考えられません。
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