6 建築の担い手と新たな住宅建築についての質問
Q 6−2 大手住宅メーカーの販売戸数が増加していると聞きますが。 |
A1
所得水準の向上、核家族化の進展等を背景として、住宅のデザイン、機能、設備
等に対する消費者ニーズがますます多様化、高度化しています。
このような中で、大手住宅メーカーは、その資金力、企画力、営業力を活かし、
消費者ニーズに的確にこたえる商品を供給し、確実にシエアを伸ばしています。
2
特に、近年、住宅を購入する際に、カタログや自分の好みに合った間取り、外観
等を実感できる住宅展示場のモデル住宅を参考とする割合が高まっていますので、
これまでのように、地縁、血縁による受注に依存してきた中小の工務店は苦戦を強
いられ、モデル住宅の展示を積極的に行える大手住宅メーカーが有利な営業活動を
展開しています。
3
大手住宅メーカー上位12社が供給する住宅戸数は、現在、新設住宅着工戸数の
2割を占めています。
これまで、大手住宅メーカーの供給シエアはプレハブ工法住宅やツーバイフォー
工法住宅において高いことが特徴でしたが、比較的中小工務店の供給シエアの高か
った木造軸組工法(在来工法)住宅分野においても、最近、大手住宅メーカーの参
入が顕著になっています。
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