6 建築の担い手と新たな住宅建築についての質問

Q 6−7 輸入住宅の特徴を教えて下さい。


A1
  輸入住宅のセールスポイントは、一般的には次の点があげられます。
   [1] 海外で現に建設されている住宅の仕様、デザインをそのまま生かしているこ
    と。
   [2] 天井が高く、室内空間が広いこと。
   [3] 2重ガラスの窓、厚い断熱材を採用し、気密性、断熱性に優れていること。
   [4] 木製サッシ、木製ドア、単層フローリング等木材をふんだんに使用している
    こと。
 2
  輸入住宅の1戸当たりの平均床面積は、150立方メートル程度で、国内の着工新設住宅(持
 家)1戸当たり床面積(平成6年度、全国平均では139立方メートル、関東臨海(1都3県)
 では125立方メートル)に比べて1.1〜1.2倍広くなっています。

  平均坪単価は、平成4年度の65.9万円から、平成6年度には59.1万円と下がって
 きており、最近の住宅雑誌によれば坪単価30万円台等のものも出てきています。
 4
  輸入住宅の取扱い企業は、初期段階は新奇性に着目して中小規模の工務店が多く
 手がけていましたが、最近では商社等の参入、複数企業によるフランチャイズ化に
 よる取り組みが見られ、大手住宅メーカーも取り組み意欲を見せています。
  その反面、新聞報道によると業者の倒産やクレームも発生しています。

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