6 建築の担い手と新たな住宅建築についての質問
Q 6−9 スチールハウスとはどのようなものですか。 |
A1
スチールハウスとは、ツーバイフォー工法のランバーを軽量形鋼(けいりょうか
たこう)に置き換えたもので、
[1] 主要構造材には、板厚0.8mm以上、2.3mm未満の防錆処理された冷延鋼鈑(亜
鉛メッキ鋼鈑)を使用し、
[2] 鋼材の接合にドリリングタッピングねじ(ビス)を用い、
組み立てた住宅をいいます。
このため、構造用合板、内装等には、従来のツーバイフォー工法住宅と同様木材
が使用される。(板厚2.3mm以上の熱延鋼鈑を溶接又は高力ボルトによって接合した
従来の鉄骨系プレハブ住宅とは異なる。)
2
メーカー側がPRしているスチールハウスの特徴は次のとおりです。
強度性能 | 構造強度に優れているツーバイフォー住宅よりも高強度で耐震性に優れ、設計の自由度が高い。 |
施 工 性 | 接合部がビスであるため、間仕切り壁などの解体が容易でありリフォームに対応しやすい。 軽量のためハンドリングが容易で、施工の省力化が図れる。 部材生産や加工の工業化が図れる |
耐 久 性 | 耐食性能が高く、耐久性に優れている。 蟻害に侵されない。 乾燥などによる経年変化がなく、建設時の精度を確保できる。 |
製造コスト | 材料をコイルでストックできるため、置き場スペースが小さくてよい。 鋼材を使うので森林資源の保護につながり、リサイクルが可能である。 木材に比べ、部材のスチールの価格が安定している。 板厚が中空で軽量化できる。 |
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