吉野川流域、那賀・海部川流域
徳島県森林組合連合会
徳島県木材協同組合連合会
吉野川流域、那賀・海部川流域
徳島県森林組合連合会
徳島県木材協同組合連合会
西野商店、徳島製材所、中千木材、(株)佐々木木材店、(有)三枝林業、(株)アルボレックス、岡久製材所、(株)ウッディアイハタ、(有)長尾製材、中本林業(株)、徳島県プレカット協会会員プレカット工場
素材生産については、徳島県が平成17年度から取り組んでいる「林業再生プロジェクト」の「新間伐システム」によって高性能林業機械を駆使した作業システムを確立し、生産効率を高めています。加工面ではスギ正角の生産基盤の強化、人工乾燥施設の導入推進、プレカット施設の改善などに取り組んでいます。
「新間伐システム」では、幅員2m程度の簡易作業路の開設(150m/ha程度)、団地化の促進(1団地30ha以上)をベースに、小型スイングヤーダ、小型プロセッサ、フォワーダの高性能林業機械3点セットを駆使して間伐作業の生産性を6m3/人日程度にまで高めています。緩傾斜地の集材にロングアームグラップルを活用するシステムも導入しています。間伐作業は2残1伐の列状間伐を基本としています。また、ロングアームグラップルを活用した小面積皆伐も実施し、生産性10m3/人日を達成しています。
加工に関しては、帯鋸の目立て施設の高度化による生産性の向上などにより、既存製材工場の能力アップを図っています。従来は板材の生産が主体であったため、プレカット工場向けの供給を促進することを視野に柱角と土台角の生産基盤を強化し、人工乾燥施設の導入も推進しています。
当地域は主要な加工事業体であるアルボレックスをはじめとして、港湾部にプレカット工場や内装建材工場、合板工場などの高次加工施設が立地し、それらによる木材加工団地が形成されています。それら施設での国産材利用を進めるため、プレカット工場においてはスギ合板の加工機、登り梁加工機、新鋭CADなどの施設改善を進めています。アルボレックスではスギの高品質内装材を生産しています。製品の販売先としては、四国東部のほか京阪神地区を主要なターゲットとしています。